NOTE

バナナドリンクとパフォーマンス

OLYMPUS DIGITAL CAMERA宮崎で行われているフェニックス・リーグが一昨日(10/26)で最終日となりました。
 
私が指導させていただいている福岡ソフトバンクホークスのある若手選手と、昼食を取りながらお話しをさせていただきました。
 
「高西先生、バナナのドリンクが効いています。体が良い感じです」
 
その選手には以前、バナナドリンクを取る大切さについてお話しをしたことがあります。
 
そのドリンクは、ホークス担当のコックさんが毎回作って、いつでも取れるようにしてあります。
 
私も、飲ませていただいましたが、大変コクがあっていかにも体に良さそうに思いました。
 
そこで、担当のコックさんにお聴きしたところ、
 
バナナに加えて、白桃・黄桃、ハチミツ、牛乳、マンゴーやパパイヤなどのトロピカルフルーツ、をミックスして、それに少々カルピスを隠し味に使ったドリンクだそうです。
 
ミキサーを使って混ぜ合わせ、吸収しやすい状態になっています。
 
ここでは、詳しい配合は説明できませんが、とても美味しいドリンクでした。
 
栄養面では、エネルギー源として速やかな糖質の補給ができること、ビタミンやミネラル、特にカリウムとカルシウムも同時に補給できることなどが挙げられます。
 
細胞膜の内側にあるカリウムは外側のナトリウムとのバランスで、細胞膜の適度な張りを保ち、
 
細胞内での核、ミトコンドリア、ゴルジ体、小胞体、リボゾーム、リソソームなどの活動を促進し、
 
筋肉の動きに影響を与えますので、私の場合はその摂取量については、大変気を使っています。
 
カリウムは、筋トレを行って筋肉が大きくて強い人にとって、しなやかでキレのある、爆発的な動きに関係してきます。
 
また、カルシウムも骨づくりだけでなく、脳の中で神経細胞や神経回路を活性化する大切なイオンとして使われますので、十分満たされていることが大切になります。
 
上記の選手は、筋トレを熱心に行って、筋量・筋力の高いレベルを持っておられます。
 
つまり、このスペシャルドリンクの効果を出しやすい体ということになります。
 
マクロ的にも、筋トレを行うと栄養の吸収と溜め込みを増強・増量することができます。
 
筋肉が弱くて、量が少ない人は、食事(栄養)の恩恵をそれほど受けることができませんし、直ぐにガス欠になる心配があります。
 
バナナドリンクを通して、スポーツパフォーマンスの向上につながるお話しができました。
 
今日も一日を大切に、元気に過ごしましょう。
 
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マルヤジム 会長
ストレングス・トレーニング・マスター
TAKANISHI FUMITOSHI
髙西 文利
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食事についての事例

16.高西㉑、写真以前、『(トレーニングの相棒)プロテイン』(ベースボールマガジン社)という書籍が出版されたことを紹介しました。著者は野沢秀雄先生です。
 
京都大学ご出身の野沢先生は、明治製菓で、日本初のプロテインを開発され、健康体力研究所を設立されています。
 
御本の中には、東京大学の石井直方教授(25歳当時)の食事内容が紹介されています。
 
因みに、私のことも紹介されています
 
栄養学を学んで身に付けた知識を、どのように実際の食事に取り入れていくのか?
 
日本人の中でも最高レベルに筋肉を付けた、石井先生の食事とはどういうものか?
 
野沢先生の書籍を読んでいただければお解りになると思います。
 
ところで、
筋肉の研究者で、トレーニング科学者である石井先生の筋トレは、いたってシンプルです。
 
トレーニングの原理原則に従って、忠実に実践されたことで、信じられない結果につながっているように思われます。
 
食事に関しても同様に、栄養学の基本を大切に、忠実に実践されて、信じられないような筋肥大・筋力増強につながっているように思います。
 
何か、魔法のようなものがあって、それを知っていて、実践することでたちどころに効果が出てくるような感じがしますが、そのようなことは全くありません。
 
科学を知ることで、筋肥大・筋力増強のための揺るぎない、動じない、ブレない心をお持ちのように思われます。
 
私には、「信じる者は救われる」そのような感覚にさえ思われます。
 
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スポーツ栄養学

15.高西東京大学の石井直方教授は、学生時代に高重量を扱いながらも、驚くほどの筋量アップを成し遂げでいます。
 
その訳を、
①科学に基づいた最高の知識
②高度の運動能力による究極のトレーニング技術の修得
③スポーツ栄養学の最高の知識
④極限の集中力
⑤成功するための資質
 
というように、私なりに考えてみました。今回は③のことについて書いてみます。
 
サンプレイにお世話なって、試合に向けて減量している時に、各関節が痛み出したことがありました。
 
高重量でのトレーニングに耐えていけない状況になって、石井先生にご相談してみると「高西、カルシウムが不足しているんじゃない?」と言われました。
 
石井先生から尋ねられるままに、減量中の食事内容をお話しして、一通り聞いた後にそのようなお答えが返ってきました。
 
そう言えば、3か月ほど牛乳を飲んでいなくて、心当たりがありましたのでその日の夜から、低脂肪の牛乳を飲み始めることにしました。
 
そうして、一週間ほどすると、ピタリと痛みが無くなり、エネルギッシュにトレーニングが行えるようになってきました。
 
驚いた私は、改めて栄養学の本を読んで、知識を身に付けることの大切さに気づきました。
 
以前の投稿『食事とサプリメント』のテーマで私は、若い頃に、「そもそも、なぜ栄養は生まれたのか?」問うことについて書きました。
 
そのような疑問が湧いてきたきっかけには、このような背景がありました。
 
そして、大修館書店から出されていた、500ページ以上ある『栄養学』の書籍を読み込みました。
 
ところが、最初一通り読んではみましたが、中身を理解することができず、数十回と読み返すうちにやっと基本的なことが理解できるようになってきました。
 
その時には、本自体がかなり傷んできて、中は鉛筆で引いた線で汚れていました。引き換えに、そのうちパラパラ漫画を見るように、高速での読書と理解ができるようになっていました。
 
その本は今でも、マルヤジムの事務所内の本棚に保管してあります。
見る度に、私の栄養学を学んだ原点を思い出しています。
 
その後、英語で書かれた書籍を訳して読むようになりました。
 
訳しきってから、石井先生にその喜びと中身をお話ししました。中身に関しては、今まで読み込んできた『栄養学』の書籍とは違う見解もあって、特にビタミンの摂取量に関しては極端に違っていました。
 
そこでの石井先生のアドバイスは多面的な視点を身に付けるということでした。
 
私の場合、それまでは一冊の本を読むことで、解ったような気になる傾向がありました。
 
それ以降、他の書籍も読み漁り、成分表を買ってきて、自分が口にするすべての食物の分析を行いました。
 
ある時、元ミスターオリンピアでアーノルド・シュワルツェネッガーの無二の親友であるフランコ・コロンボの書いた書籍を銀座のイエナ書店で観つけました。興味深く拝読することができました。
 
そのようにして、知識を身に付ける度に、石井先生にその時の喜びと読むことで気づく疑問点をお話しさせていただきました。
 
その度に気づいたことは、興味を引き出す驚きの答えやアドバイスで、この人はどれだけの知識を身に付けておられるのだろうか?
 
まるで、底なし沼のような感じに思えました。
 
「高西ね、アミノ酸の中のアルギニンには、成長ホルモンを活性化する働きがあって、筋肉の発達に大きく関わっているよ」
 
1980年頃には、そのようなお話しもお伺いすることができました。
 
石井先生は当時、最高のスポーツ栄養学の知識をお持ちで、ご専門のトレーニング科学と合わせて、ご自身の筋肥大・筋力増強にお役に立てていたように思います。
 
私は石井先生に栄養学を通しても、多角的な視点やメタ認知を学んでいたことになります。
 
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