速筋と遅筋①
09/12/2015 | CATEGORY:実践, 思考, 理論
第一章:筋トレの生理・解剖学的基礎
1-2、筋肉の基本的性質
I、速筋と遅筋
筋肉の中の筋線維は大きく、以下のように2つに分けられています。
①速筋線維(FT:fast twitch)
②遅筋繊維(ST:slow twitch)
速筋線維は更に分けることができることが石井先生の下記の書籍に書かれています。
また、石井先生の最新の書籍『筋肉の科学』(BBMOOK1244 ベースボールマガジン社)は、
以下のような3つの特徴による分け方が紹介されています。
1)代謝性
2)組織染色法
3)タンパク質
1)の『代謝性』というのは、酸素を使う量を調べて分ける方法です。速筋はあまり酸素を使わないエネルギー代謝(解糖系)、遅筋は酸素を使うエネルギー代謝(酸化系)ということになります。
2)の『染色法』というのは、筋線維の中で力発揮に関わっているタンパク質のミオシンに注目した方法だそうです。
3)の『タンパク質』というのは、ミオシンの元となっている遺伝子によるタイプを分けた方法です。これには4つがあるそうです。
詳しくは、上記の書籍を参考にされてください。
筋トレをしている人が良く口にする白い筋肉である(白筋:速筋)、赤い筋肉である(赤筋:遅筋)という筋線維のことを知ることで、筋トレに対するおもしろさが増してくるように思います。
筋トレでは主に、速筋を使って運動をしていますが、やり方によっては赤筋も使うことができます。
このようなことは筋肉を太く、大きく、強くすることにつながる、大切な知識だと思います。
大変興味深いことだと思います。
<解説書・参考書>
『レジスタンス・トレーニング』(ブックハウスHD)東京大学大学院教授石井直方著
今日も一日を大切に、元気に過ごしましょう。
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マルヤジム 会長
ストレングス・トレーニング・マスター
TAKANISHI FUMITOSHI
髙西 文利
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