NOTE

複雑な動作での力と速度②

OLYMPUS DIGITAL CAMERA第一章:筋トレの生理・解剖学的基礎
1-3、筋肉の能力と運動
D、複雑な動作での力と速度
 
膝と股関節を同時に使った運動に、ハックスクワットというのがあります。
 
それで測った力と速度関係、力とパワーの関係があります。
 
今までのものは、肘だけを動かすカールのような単関節の運動で測ったものでした。
 
今度は膝や股関節を同時に使う多関節の運動で測った、
 
複合関節運動による『力―速度関係』、『力―パワー関係』
 
ということになります。
 
石井先生のご本で紹介されているそのグラフを見ると、
凸型(山型)の山のピーク(最大のパワーが出る所)が、最大筋力の50%くらいになっています。
 
単関節で測定した場合の
「最大筋力の30%が最大パワーを出す」
 
という理論に合いません。
 
これから言えることは、パワーアップの目的で行う種目では、1RM(1回限界)の50%ほどで、やや重めにした方が良いということになります。
 
このグラフを見ると、力-速度関係も力―パワー関係もかなりのばらつきがあります。
 
ということはパワーアップの場合、50%前後で人によって幅があることになります。
 
 
膝や股関節を同時に動かす運動は、スクワット以外ではランニングがあります。
 
他には自転車のぺダリングなどもあります。
 
速く走ったり、速くこいだりする場合にはやはり、
50%ほどの錘(おもり)で、パワーアップのトレーニングをした方が良いということになります。
 
このようなことを利用して、実際の指導を行ってみるとやはり1RMの50%にはばらつきがあるように思われます。
 
そこは、トレーニングを積みながら調整をしていくことが必要になると思います。
 
スクワットの場合、50%辺りを目安にしながら、立ち上がりの速さが落ちないような重さになります。
 
それとパワーアップのトレーニングは関節や筋肉に大きな負担をかけることになりますので、
 
くれぐれも筋力(筋量)アップを十分に行った後に行い、
 
ケガや故障をしないように注意する必要があります。
 
このような知識は、筋トレとスポーツをつなぐ大切なものですので、
 
是非身に付けておくべき興味深いものだと思います。
 
<解説書・参考書>
『レジスタンス・トレーニング』(ブックハウスHD)東京大学大学院教授石井直方著
 
今日も一日を大切に、元気に過ごしましょう。
 
□—————————-□
マルヤジム 会長
ストレングス・トレーニング・マスター
TAKANISHI FUMITOSHI
髙西 文利
http://www.maruyagym.com/  ☆更新☆
http://www.takanishi-fumitoshi.com  ☆更新☆
https://www.facebook.com/f.takanishi  ☆更新☆
http://goo.gl/olSRgh  ☆髙西文利のページ更新☆
https://www.facebook.com/maruyagym
□—————————-□