NOTE

腕の解剖学的視点

13.高西上腕は“上腕二頭筋”“上腕三頭筋”“上腕筋”でできています。
 
二頭筋は起始部(動きの少ないほう)側が二つ(長頭・短頭)あり、
三頭筋は三つ(内側頭・外側頭・長頭)あります。
 
<上腕の構造>
 
①上腕二頭筋:肩と肘の2つの関節をまたいでいる二関節筋
 
②上腕三頭筋:長頭が肩甲骨と前腕の骨を結ぶ二関節筋、外側頭と内側頭は単関節筋
 
③上腕筋:単関節筋
 
<上腕の働き>
 
①上腕二頭筋:主に肘の屈曲です。二関節筋ですので、肩を前方へ上げながら肘を曲げることができます。
 
②上腕三頭筋:上腕二頭筋とは逆に、主に肘の伸展です。部分的に二関節筋ですので、肩を後方へ動かしながら肘を伸ばすことができます。
 
③上腕筋:肘を安定させたり、肘をひねったりする動きに関係していると考えられています。
また、上腕二頭筋の補助として、肘を曲げる働きがあります。
運動に積極的にからんでくる筋肉ではありません。
 
二頭筋と三頭筋は、太もも(ハムストリングスと大腿四頭筋)と同じ拮抗筋ですが、筋線維の形態も太ももと同じような関係になっています。
 
①上腕二頭筋:力はあまりないけれど、スピードを出す『平行筋(紡錘状筋)』
 
②上腕三頭筋:肘をすばやく伸ばすというより、重力に逆らって大きな力を出して肘を伸ばし、体重や負荷を支える『羽状筋』
 
肘を曲げる動作では、その70%ほどの力は二頭筋が担当し、
残りの30%は上腕筋や前腕の筋肉などでまかなっています。
実質的な力発揮は、主に二頭筋になります。
 
このような知識があるかないかで、トレーニング効果に大きな、大きな影響が出てきそうです。
 
「“二関節筋”と“筋線維の形態”に合わせたトレーニング法」については、後日、具体的に説明したいと思います。
 
楽しみにお待ちいただければ幸いに思います。
 
<参考文献>
『トレーニング・メソッド』(ベースボール・マガジン社)石井直方著
『トレーニングのホントをしりたい!』(ベースボール・マガジン社)谷本道哉著
『筋力トレーニング・メソッド』(高橋書店)石井直方・岡田隆著
『筋肉のしくみ・はたらき事典』(西東社)左明・山口典孝 共書  監修 石井直方
 
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マルヤジム 会長
ストレングス・トレーニング・マスター
TAKANISHI FUMITOSHI
髙西 文利
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