NOTE

筋肉の伸張と短縮③

292.ダブルバイセプス第一章:筋トレの生理・解剖学的基礎
1-2、筋肉の基本的性質
F、筋肉の伸張と短縮
 
石井先生の研究によると、カエルの筋肉では、縮んで力を出す場合に比べて、伸ばされながら力を出す場合には、1.5倍くらいの力を指すことができるようです。
 
このようなことが解ってくると、それでは、人の筋肉でもそのようになるのか?ということに興味が湧いてきます。
 
下記のご本の中に、人の筋肉で「肘の屈筋の力と速度の関係(エキセントリックを含む)」を調べたデータがあります。
 
これは、ダンベルカールのような、力こぶ(上腕二頭筋)の肘を曲げ伸ばしする運動で、計ったものです。
 
それによると、等尺性(アイソメトリック)最大筋力の1.2倍になっています。
 
アイソメトリックでは動かない錘(おもり)に力をかけていて、その状態を100%とすると、90%ぐらいではまだ動かすことができず、実際動かして上げることができるのはその80%ほどの力が必要になります。
 
このことを考えると、こらえながら下すエキセントリックな動きでは、1RM(1回限界)上げることができる錘の1.3~1.4倍くらいのものができるということになります。
 
ちなみに、レッグエクステンションのような、膝を伸ばして行う太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)は、1.05~1.1倍くらいだそうです。
 
どうしてそういうことになるのか?といえば、人間の筋肉はその能力の100%でないようになっているようです。
 
「もうだめだ」というような心で感じる限界(神経系の抑制)を受けています。
 
このようにして、筋肉が切れたりしないように、人の体には安全装置が付いています。
 
一般的に、太もものような大きな筋肉は、心の限界が強くかかっています。
 
いずれにしても、こらえながら下すエキセントリックな動きでは、こらえて止まっているアイソメトリックでの最大筋力を超えて大きな力を出しています。
 
ここにトレーニング効果を引き上げるヒントがあるようです。
 
大変おもしろくて、興味を引かれます。
 
今日も一日を大切に、元気に過ごしましょう。
 
<解説書>
『レジスタンス・トレーニング』(ブックハウスHD)東京大学大学院教授石井直方著
 
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マルヤジム 会長
ストレングス・トレーニング・マスター
TAKANISHI FUMITOSHI
髙西 文利
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