NOTE

筋肉の伸張と短縮②

145..高西③第一章:筋トレの生理・解剖学的基礎
1-2、筋肉の基本的性質
F、筋肉の伸張と短縮
 
カエルの筋肉を用いた実験で、カエル単一繊維の力と速度の関係を調べたものがあります。
 
横軸に力、縦軸に速度を取って、筋力と速度の関係をグラフにして、右下がりの曲線(凹型)になったものです。
 
石井先生の書籍には速度をマイナスに取ったものが載せてあります。
 
その実験で、筋肉にかける錘(おもり)を重くしていくと、速度が遅くなってきます。当たり前ですが、錘を重たくすると速く動かすことができなくなり、軽くなると速く動かすことができます。
 
グラフの中で、0と交わるところが動かなくなった等尺性(アイソメトリック)の最大筋力ということになります。
 
 
その等尺性最大筋力から、更に錘を重くしていくと、筋肉は錘に対して同じ力を出しながら伸ばされていくことになります。
 
これからおもしろいことが起きます。
 
このグラフによると、同じ速さで引き伸ばされながら、最大筋力の1.5倍くらいの力を出していることが解ります。
 
つまり、筋肉は縮みながら力を出す場合より、伸ばされながら力を出す方が1.5倍ほど大きいということになります。
 
例えば、ダンベルカールで、最大筋力が20㎏だとすると、25㎏の錘はどうしても上げることができません。
 
ところが、下す時には25㎏の錘を同じ速さでこらえながら下すことができます。
 
これは筋肉が25㎏と同じ力を出しているということになります。
 
このことを応用して、トレーニングの現場では、上げることができなくなってから、補助してもらい上まで持ってきてから、自力でこらえて戻すことを行って、追い込むことがあります。
 
こうすることで、更なる効果を引き出すことができます。
 
筋肉には大変興味深くて、おもしろい性質があります。
 
今日も一日を大切に、元気に過ごしましょう。
 
<解説書>
『レジスタンス・トレーニング』(ブックハウスHD)東京大学大学院教授石井直方著
 
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マルヤジム 会長
ストレングス・トレーニング・マスター
TAKANISHI FUMITOSHI
髙西 文利
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