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筋肉が脳を動かす!?

88.高西⑨最近の研究で、筋トレを行うことによって、成長ホルモンだけではなく、アドレナリンや(男・女)性ホルモンの分泌も高まることが解ってきました。
 
また、『筋肉が脳を動かす』ことも解ってきました。
 
筋トレを行うと、筋肉が張って一時的に大きくなります。追い込んだトレーニングでは、更にパンパンに、カチンカチンになってきます。これで、筋肉中に乳酸やアデノシン、一酸化窒素などの代謝物をため込むことで起きます。
 
筋肉には、これらの化学物質を察知する受容体があることが分かっています。この受容体が、乳酸などの化学物質を感じると、その信号が脳に伝わって、脳から脳下垂体へ、ホルモンを分泌させる信号が送られることが分かってきたそうです。
 
脳から脳下垂体へホルモンを分泌させる信号が送られると、脳下垂体前葉から、ホルモンが分泌されます。成長ホルモンは筋肉や骨を強くする働きがあります。
 
アドレナリンは交感神経が活性化することで分泌されます。交感神経とは、自律神経(特に意識しなくても勝手に働き、体のさまざまな機能を調整してくれる神経)のひとつです。
 
自立神経には、活発モードの“交感神経”と、お休みモードの“副交感神経”があります。
 
交感神経は、体(筋肉)を活発に動かす時に活性化します。つまり、勝負がかかる緊張するような試合の局面では、アドレナリンが多量に分泌され体が動いています。アドレナリンの分泌が活性化されるということは、体の動きを更に高めるということになります。
 
男性の場合、筋トレを行うと、まず脳下垂体から性腺刺激ホルモンが分泌され、その刺激を受けて、精巣で男性ホルモン(アンドロゲン)がつくられます。
 
筋トレによって、男性ホルモンの分泌を高めることができれば、成長ホルモンと同様に、骨が丈夫になると共に、筋肉を強くすることができます。
 
従って、このような効果を活発にするには、「脳をいかに働かせるかではなく、筋肉にいかに的確な刺激を与えるか」が重要だといえます。
 
従来は、「脳が筋肉を動かすために活発に働くことで、その活発に働いたことが刺激となり、ホルモン(成長ホルモンやアンドロゲンなど)を出すという指令が脳から送られる」と考えられてきました。つまり、「脳がすべての指令を出している」という考え方です。
 
例えば、筋トレをする夢を見たり、筋トレをしたつもりになったりする場合にも、この仕組みではホルモンが分泌されかねません。
 
本来、成長ホルモンやアンドロゲンには、筋肉や骨を強くする働きがあるため、筋肉や骨から「強くしてほしい」という情報に基づいて分泌される方が、体の仕組みとしては理にかなっています。
 
大切なことは、このようなホルモンを活発に分泌させるには、「筋肉にいかに的確な刺激をあてるか」が重要で、そのためには『筋肉や骨を実際に動かさなければならない』ということです。
 
「黙ってイメージをつくっているような状態で、運動をしている気になっても、脳を含めた、全身の運動にはならない」ということです。
 
筋肉には、「筋肉が脳に指令を出し、脳を動かす仕組みがある」ということになります。
 
「脳が筋肉を動かしている」のではなく、『筋肉が脳を動かしている』ということです。
 
以上の内容は、石井先生の理論ですが、物凄い説得力があります。
思わず、心が躍ってしまいました。筋トレを続けてきて、本当に良かったと思います。
 
興味が湧きあがった人は、是非下記のご本をお読み下さい。
筋トレ(筋肉)の魅力満載です。
 
<参考文献>『筋肉革命、人生を楽しむ体のつくり方』(講談社) 東京大学大学院教授 石井直方著
 
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マルヤジム 会長
ストレングス・トレーニング・マスター
TAKANISHI FUMITOSHI
髙西 文利
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