NOTE

筋トレの濃淡

36..高西⑳写真筋トレの現場では、スポーツにおいて選手や指導者を含めて、お付き合いしている方に筋肉を太く、大きく、強くすることへの濃淡があることに気づかされます。
 
①筋トレをすれば簡単に筋肉を付けることができる
②筋トレをしても筋肉はなかなかつかない
 
このような思いが見受けられます。
 
私の場合はいまでも、②の思いを強く持っています。
 
私は学生時代に、3年間で50㎏の体重を100㎏まで持っていくことができました。
 
この話をするといかにも簡単そうに思えます。
 
しかし、現実はその逆で、50㎏から60㎏まで、大変苦労した記憶があります。
 
一生懸命にトレーニングして、毎日必死になって食べても、なかなか体重を増やすことができませんでした。
 
60㎏から70㎏までも同じように、筋肉を太く、大きくしたい、強くなりたい一心で、トレーニングや食事に取り組んできました。
 
楽に筋肉・筋力が付きた記憶は全くありません。
 
気が付けば、3年間で100㎏の体重になっていました。
 
その後、社会人となって大会に出場することになりました。
 
1992年には、アジア大会で優勝しましたが、その時アジア人(黄色人種))の中では、筋量的にはトップクラスにあったと思います。
 
このような経験の中では、筋肉を付けることは、手を抜くことなく、日々コツコツとできる限りの努力を続け、苦しみやきつさと引き換えに手に入るということを学びました。
 
継続的な努力で、最高の苦しみやきつさを乗り越えた先にしか、最高の効果を上げることができないことを知りました。
 
大変興味深いことに、必死さの中にしか最高の楽しさはないことも学びました。
 
ところが、筋トレの未経験者や経験が浅い人の中に、簡単に筋肉が付くと思われている方がいらっしゃるようです。
 
全く運動をされてなかった人にとっては、開始してからしばらくは、軽めでの重量で筋量を増やすことができますが、そのうち頭打ちになってくるように思います。
 
そこから、もっと筋量を増やそうとして、苦しいトレーニングに耐えても、思うように伸びなくなってしまいます。
 
私は、アスリートの場合、ここを乗り越えないと勝利に結びつくことはあり得ないように思います。
 
そのような経験がない方の場合は、
「ちょっと筋トレを行えば、いつでも、いつまでも筋肉を付けることができる」
 
と思っていて、話しを伺っていると淡泊さを感じ、
筋トレの本当の楽しさが伝わってこないように思います。
 
それに比べて、日々血の滲むような努力を重ね、太くて、大きな筋肉を手にいれた人は、話す言葉に重みを感じます。
 
言葉の一つ一つに筋肉への強くて濃い思いがあり、
一つ一つの言葉に筋トレの楽しさが満ちていて、
 
その眼差しには楽しさが溢れ出しているのが解ります。
 
そして筋肉を大切にされていて、筋トレを「掛け替えのないモノ」と思われているようです。
 
私は、筋トレを開始した直後から、東京大学の石井直方教授に出会い、筋トレの素晴らしさ、最高の楽しさを伝授いただきました。
 
その直後、石井先生と私の師匠であるトレーニングセンターの宮畑豊会長にお世話になりました。
 
また、早稲田大学の窪田登先生や大阪の元ミスターユニバース(ボディビル世界チャンピオン)の杉田茂さんにもお世話になり、現在でもその関係が続いています。
 
石井先生、宮畑会長、窪田先生、杉田さんといった方々は、この世の中にある最高レベルの理論と実技の技術をお持ちです。
 
私はこのような方々に技術を教わってきましたが、同時に意識することなく、その思い入れや筋トレの魂を学んだように思います。
 
スポーツ関係者とお話しをさせていただくうちに、筋トレへの思いの強さに濃淡があることに気づきました。
 
筋トレに夢中になって取り組んでいただくには、技術はもちろんですが、その感情としての濃い思い、すなわち魂の入った心をお伝えすることが大切になると思います。
 
本質的には、「筋トレの技術は、筋トレの心を伝える手段」にも思えます。
 
今日も一日を大切に、元気に過ごしましょう。
 
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マルヤジム 会長
ストレングス・トレーニング・マスター
TAKANISHI FUMITOSHI
髙西 文利
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