NOTE

生体内で最大筋力を決めるもの④

36..高西⑳写真第一章:筋トレの生理・解剖学的基礎
1-2、筋肉の基本的性質
J、生体内で最大筋力を決めるもの
 
人は「火事場の馬鹿力」というものを持っています。
 
最近では、「リミッターカット」と言われることもあります。
 
私たちは普段でないような力を、命が危ないような危機的な状況の中で、引き出すことができます。
 
これは、心理的な限界と生理的な限界の問題でもあります。
 
筋肉が切れてしまうような限界を生理的な限界と言います。
 
精神的に「もうだめだ」と持ってしまう限界を心理的限界と言います。
 
下記の書籍では生理的な限界を100%とすると、心理的な限界を60~70%としています。
 
これで、私たちの体は安全に守られています。
 
トレーニングしている時に、電気刺激を与えて、その時に出る筋力と自分の意志で出せる最大筋力(随意最大筋力)とを比較した実験があります。
 
縦軸に筋力、横軸に回数を取った、そのグラフをみると、
 
回数を重ねる度に精神的な神経の疲労が出て、発揮する筋力が落ちて、小さくなってきます。
 
ところが、電気で神経を刺激することで、
自力で出せる最大筋力よりかなり高い筋力を出すことができます。
 
「最大筋力に及ぼす叫び声(shout)の効果」という実験もあります。
 
縦軸に筋力、横軸に回数を取った先ほどと同じようなそのグラフをみると、
 
声を出した時には、神経のブレーキ(抑制)が下がって(外れて)、
 
同じように、自力で出せる筋力レベルが上がっています。
 
このように神経の抑制レベルを下げる方法には、
 
1)トレーニングよって改善していく方法
2)薬物の使用
3)声を出す
 
などの方法があるそうです。
 
トレーニングして経験を積んでくると集中力が増し、心理的な限界を引き上げることができます。
 
また、かけ声を出して追い込むと、黙って行うよりはより強い力を出すことができます。
 
私の指導でも、「ソレイケ!」とか「サーイコー!」、「ソリャー!」とかけ声を出すことがあります。
 
これは私の場合、一応科学的な根拠に基づいて行っています。
 
経験としても解っていますが、このような知識を身に付けることで、意識的に使うことができます。
 
興味深くて、素晴らしいことだと思います。
 
出し方によっては、場の雰囲気を一瞬で、最高に盛り上げることもできます。
 
注意点として、このような心理的な限界を生理的な限界に近い状態に追い込んで行く方法は、ケガや故障につながる心配があります。
 
くれぐれも慎重に進めていくことになります。
 
<解説書・参考書>
『レジスタンス・トレーニング』(ブックハウスHD)東京大学大学院教授石井直方著
 
今日も一日を大切に、元気に過ごしましょう。
 
□—————————-□
マルヤジム 会長
ストレングス・トレーニング・マスター
TAKANISHI FUMITOSHI
髙西 文利
http://www.maruyagym.com/  ☆更新☆
http://www.takanishi-fumitoshi.com  ☆更新☆
https://www.facebook.com/f.takanishi  ☆更新☆
http://goo.gl/olSRgh  ☆髙西文利のページ更新☆
https://www.facebook.com/maruyagym
□—————————-□