NOTE

広背筋のトレーニング④

171.サイドバックステージ第四章:筋トレの実際
4-3、身体各部位のトレーニング
D、広背筋のトレーニング
 
広背筋のトレーニングでは、腕の力をできるだけ使わないようにして、運動することが大切になります。
 
広背筋に意識を持っていくようにするかしないかは、その後の効果に大きな差として出てくるようです。
 
例えば、ワンハンド・ダンベルベントオーバーロウを行う時には、
ダンベルを引き上げ下す動きの時には「重量の真上に肘が来る」ようにします。
 
この時の肘関節にかかる回転力(トルク)は0となります。
 
関節にかかる回転力(トルク:T)は
ダンベルの重さ(力ベクトル:F)に関節とダンベルの垂直距離(モーメントアーム:M)をかけたものです。
 
力学では、
『T=F×M』ということになります。
 
肘の真下に重量のダンベルがありますので、肘関節とダンベルの垂直距離(M)は0です。
 
従って、肘関節にかかる回転力(T)も0ということになります。
 
それはつまり、ロウイングで肘を曲げる動きをしているにも関わらず、腕の力は全く出ていないということです。
 
この時に肩周りには、肩関節とダンベルとの垂直距離(M)ができていますので、広背筋が肩の回転力を出していることになります。
 
これで腕の力を使うことなく、広背筋に効かせることができます。
 
もし、ダンベルの位置が肩の真下にあれば、肩関節にかかるトルク(T)が0となりますので、
 
広背筋は使われず、肘関節にかかるトルクが大きなって腕の力が使われます。
 
谷本道哉先生は、
『トレーニングのホントを知りたい!』
(ベースボール・マガジン社)というご本の中で、
 
「動作中の関節の動きと力発揮とは必ずしも一致しません」
 
ということを述べられています。
 
力学的な視点の大切さを感じます。
 
広背筋に効かせるコツは、腕を脱力して重量は常に肘の真下にくるようにします。
 
また構えた時には、肩を下げておきます。
 
肩が上がっていると腕に力が入ってきますので注意が必要です。
 
<解説書・参考書>
 
『レジスタンス・トレーニング』
(ブックハウスHD)
東京大学大学院教授 石井直方著
 
今日も一日を大切に、元気に過ごしましょう。
 
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マルヤジム 会長
ストレングス・トレーニング・マスター
TAKANISHI FUMITOSHI
髙西 文利
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