NOTE

力とパワー②

97.大学でのスクワット第一章:筋トレの生理・解剖学的基礎
1-2、筋肉の基本的性質
E、力とパワー
 
横軸に筋力(㎏)、縦軸に速度(m/秒)を取って、
筋力と速度の関係をグラフにすると、右下がりの曲線(凹型)になります。
 
一方、パワー=筋力×速度となりますので、掛け合わせていって表すと、同じグラフ上にはお椀を伏せたような、山並みの曲線(凸型)になります。
 
最大筋力を出している時には、力を出しているにも関わらず動き(速度0)がありませんので、パワーも0になります。
 
この状態は、動かない壁を押しているような、アイソメトリック・コントラクション(等尺性収縮)になっています。
 
また、筋力は㎏という重さで表されていますので、0㎏の時に最大の速度で筋肉が縮んでいる時(実際地上ではありえない)にはパワーも0になります。
 
これらのことを頭に入れて山のような曲線(凸型)を見ると、大体1/3のところで、最大のパワーが出ていることが解ります。
 
ところで、『D、筋肉の力(負荷)と速度の関係』のところで、アイソメトリック(等尺性)での最大筋力(等尺性最大筋力)のことが出てきました。
 
実際にバーベルやダンベルなどの錘(おもり)を、やっと1回(1RM:1回限界)動かすには、筋肉は等尺性最大筋力の80~85%の力を出すことになります。
 
グラフ上の最大筋力でのパワーが0というのは、
アイソメトリック(等尺性)での話しですので、
 
実際の筋トレの種目で100㎏が1回やっと挙げることができたとして、
120㎏ぐらいが等尺性での最大の筋力(等尺性最大筋力)となります。
 
従って、実際の筋トレでは、グラフのピークが1/3から真ん中よりになって50%からそれよりやや低めの錘を使っての話しになります。
 
そのくらいの錘を使って、最大の速度で運動すると、筋肉は最大のパワーを出していることになります。
 
このグラフでは、バーベルやダンベルなどで、
実際に動くアイソトニック(等張力性)トレーニングでの、
 
例えば、ダンベルカールで巻き上げる動きとしての、
コンセントリック・コントラクション(短縮性収縮)になっていますので、注意しておく必要があります。
 
後日、スポーツでのキレやしなやかな動きに関わるパワーアップのトレーニングで出てきますので、頭に入れておきたいことです。
 
大変興味深いことだと思います。
 
今日も一日を大切に、元気に過ごしましょう。
 
<解説書>
『レジスタンス・トレーニング』(ブックハウスHD)東京大学大学院教授石井直方著
 
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マルヤジム 会長
ストレングス・トレーニング・マスター
TAKANISHI FUMITOSHI
髙西 文利
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