NOTE

フォームの意識

6.510高西フォームに対する意識は、以下のように2通りあると思います。
①筋力アップ
②筋量カップ
 
①の目的のためには、できるだけ全身の筋肉を総動員して、高重量を上げるためのフォームを追求するのがパワーリフティングで研究されているフォームです。
 
また、②のために、目的の筋肉だけに集中的に効かせるようにするためのフォームを追求するのが、ボディビルディングで研究されているフォームです。
 
①②の双方で、10RM(10回限界)で比較した場合は、当然①の筋力アップのためのフォームの方が高重量を上げることができます。
 
ところが、②の筋量アップのためのフォームは、①のフォームに比べて使用重量は軽くなりますが、筋量を比較すれば②のフォームの方があります。
 
東京大学の石井直方教授の行っていたフォームは②と言うことになります。
 
スクワットの場合は、フルにしゃがみ込んで行うスクワット(フルスクワット)で、お尻や大腿部全体に効かせるフォームということです。
 
足幅はナロウスタンスに限りなく近く、踵に1~2㎝の板を敷いて行っていました。
 
筋トレの各種目に対して、フルレンジモーションで目的の筋肉に効かせるというのが、石井先生の基本的なスタイルということになります。
 
当時、石井先生は腕周りが50cmを超えていました。
 
ベンチプレスを行う時には、胸は張っていましたが、ベッタリと背中全体を付けて行っていましたので、上下の移動距離は大変大きかったと思います。
 
手幅も81㎝ラインで握ってはいますが、広いというイメージは全くありませんでした。
 
脚のような腕が2本平行に近くしっかりと伸びた状態から、胸に付くまで十分に曲げたから、バーンと押し上げるような感じでした。
 
私はパートナーとしてサポートをさせていただきましたが、あまり補助をすることもなく200㎏/10回のベンチプレスを行っていました。
 
一番すごかった時には、1セット目150㎏/10回、足を上げ上半身と太ももが直角に曲がった状態で、もちろん膝も直角に曲げ、7秒ほどで行っていました。
 
これは、物凄い速さです。胸の上でバーが弾んでいるような感じでした。
これが、体の点検を兼ねて行うウォーミングアップでした。
 
そして170~180㎏/10回辺りで、200㎏を行うためのリハーサルを行っていました。
 
胸から押し上げるコンセントリック・コントラクションでは、勢いがあって、動きにキレを意識されていたように思います。
 
200㎏/10回を全力で行う時には、意外なほど冷静な集中力を発揮されていたように思います。
 
やる気は感じますが、燃えるような闘志あふれるような興奮した状態とは、まるで異質なものがありました。
 
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マルヤジム 会長
ストレングス・トレーニング・マスター
TAKANISHI FUMITOSHI
髙西 文利
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