NOTE

パワーと運動④

79、大学でのスクワット第一章:筋トレの生理・解剖学的基礎
1-3、筋肉の能力と運動
A、パワーと運動
 
実験で測定された、縦軸に速度、横軸に力を取った『力-速度関係(凹型)と力―パワー関係(凸型)』という曲線のグラフを元にして、
 
最大筋力のそれぞれ100%、60%、30%、0%の錘(おもり:負荷)を使ってトレーニングし、パワー発揮の変化を測定したデータがあります。
 
それによると30%の錘を使って、最大のスピードでトレーニングした時に、最大のパワーを一番伸ばすことができます。
 
これは「最大筋力の30%が最大パワーになる」ということと合致します。
 
そこで、パワーアップを目的として、最大筋力の30%の錘でトレーニングするとどうなるか?
 
ここに大切な課題が出てきます。
 
このようなトレーニングでは、最大筋力自体をほとんど引き上げることができません。
 
つまり、最大筋力の30%では、筋力アップをすることができません。
 
確かに、縦方向の速度を上げることで、パワーの山は高くなるのですが、
 
横方向の山の裾野(すその)を右側に広げることはほとんどできません。
 
競技スポーツを考えると、パワーの山だけを高くしても、それだけで勝てる競技は大変少なく、
 
できればパワーの山全体を大きくすることが勝利につながることになります。
 
最大筋力の100%でトレーニングすると、最大筋力が伸びて、パワーの山の裾野を広げることができます。
 
しかし山の高さとしての速度は、それほど変わりません。
 
このようなことを観ていくと、最大筋力の60%で行うトレーニングが、縦にも横にもバランス良く山を大きく広げていくことができます。
 
これは、筋力を上げるトレーニングを行い、最大筋力を伸ばす山の土台作りをしながら、高い山を作ることが大切であることを示しています。
 
その上で、神経の反応を良くする、更に速度を高めるトレーニングを合わせて取り入れることが重要であると思われます。
 
このような取り組みは、スポーツパフォーマンスを上げる効果だけでなく、ケガや故障の予防といった安全面にもつながっています。
 
山の裾野が狭い状態で、速度を高めて急な傾斜を作ると、崩れてしまうことが心配になります。
 
以上のことも、大変重要な興味深いことだと思います。
 
<解説書・参考書>
『レジスタンス・トレーニング』(ブックハウスHD)東京大学大学院教授石井直方著
 
今日も一日を大切に、元気に過ごしましょう。
 
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マルヤジム 会長
ストレングス・トレーニング・マスター
TAKANISHI FUMITOSHI
髙西 文利
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