NOTE

バーベル・スクワットの担ぎ方

100.高西写真FB 2013.9.22.③ラックにバーベルがあり、手幅を決めたら、次は“担ぎ方”になります。バーの下に入り、基本的には、『僧帽筋の一番厚いところ』で担きます。
 
現場では、担ぎ方にも、いろいろあることに気づかされます。
 
安全面と効果を考えれば、「僧帽筋の一番厚いところから、僧帽筋と三角筋の境目までの間」に、人それぞれの、担ぎやすいポイントがあるように思われます。
 
パワーリフターの場合には、『僧帽筋と三角筋の境目』ということで、固定して行っているようです。これは、高重量を上げる目的で、パワーリフティングという競技特性に合わせた面もあります。
 
安全面から観ると、『僧帽筋の一番厚いところ』より上で担いだ場合、首(頸椎)に負担がかかってきます。また、動作中に、足裏の重心が前に流れて、バランスが取りにくくなる心配があります。
 
『僧帽筋の一番厚いところ』より下で担いだ場合、肘と手首に負担がかかるようになります。そして、上げることに夢中になると、『僧帽筋と三角筋の境目』よりも、下げることで、過度に負担をかけ過ぎている場合もあります。
 
確かに、力学的には、上げやすくなりますが、安全面からは、注意が必要です。エスカレートするとずり落ちる場合もあります。
 
前回も、説明しましたが、野球やテニスなどの、肘への負担が大きいスポーツにおいては、要注意です。
 
従って、まずは基本的な担ぎ方で練習をして、重量に挑戦していきながら、科学的な根拠に基づいた安全面と効果面の両方で、納得のいく場所を見つけることが良いと思います。
 
科学的なアプローチとしてしての、生理学・解剖学・力学(物理学)の3つの視点は今までお話しを重ねてきました。
 
担ぎの場合は、特に解剖学(人体の構造的なしくみ)の理解が重要に思われます。特に、肩・肘・手首の関節のことになります。これらの関節が、バランスを取って、ムリがないように保ちます。
 
また、力学(物体の運動のしくみ)についての、配慮も大切です。支点・力点・作用点の関係です。
 
より安全に効果的に行うためには、肩関節の柔軟性に加えて、胸郭や肩甲骨周りの柔軟性も考えておくことが大切に思います。そのためには、ストレッチ運動は欠かせません。
 
以前、ある著名なパワーリフターの方に、「スクワットの立ち上がりでは、バックプレスのようにバーを押し上げる」というアドバイスをいただいたことがあります。
 
このような、過程には、「覚えたいことに興味を持つ」ことで、おもしろいことや楽しいことが、いっぱいあるように思います。
 
スクワットでの、バーの担ぎ方の中にも、感動があります。
 
「自分が感動していれば、 脳は自然と それを覚えてくれるのです」
東京大学の脳科学者である、池谷裕二先生の言葉です。
 
何だか、ワクワクしてきます。
筋トレしながら、脳に『感動』というビタミンをタップリと与えましょう。
 
<参考文献>
『トレーニング・メソッド』(ベースボールマガジン社)石井直方著
『トレーニングのホントをしりたい!』(ベースボール・マガジン社)谷本道哉著
『筋肉のしくみ・はたらき事典』(西東社)左明・山口典孝 共書 監修 石井直方
 
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マルヤジム 会長
ストレングス・トレーニング・マスター
TAKANISHI FUMITOSHI
髙西 文利
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