NOTE

バーベルカールの『うごき』①の1)

215..サイドチェスト①巻き上げる 
1)肘を曲げて、少しだけ前に出しながらバーベルを上げる(手首はまっすぐに保つ)
 
体幹をまっすぐに保ったままで、バーベルを巻き上げます。
 
その時、手首が外側へ曲がらないように、内側に溜めるようにします。
 
こうすることで、手首を守り、強化しながら、安全に行うことができます。
見た目には前腕と手首は一直線になっています。
この動きを行いながら、肘を少し前に出すようにします。
 
肘を曲げる動作では、
その70%ほどの力は上腕二頭筋が担当し、
残りの30%は上腕筋や前腕の筋肉などでまかなっています。
実質的な力発揮は、主に上腕二頭筋になります。
 
上腕二頭筋は主に肘の屈曲です。二関節筋ですので、肩を前方へ上げながら肘を曲げることができます。
 
肘を前に出し過ぎて、緩んだ状態にならないように意識することも大切になります。
 
肘の出し方は、人によって1~3cmの幅があるように思います。実際にやってみながら、しっくりくるポイントを見つけることが重要に思われます。
 
また、力はあまりないけれど、スピードを出す『平行筋(紡錘状筋)』という形態をしています。
 
従って、大きな動きでスピーディーに行うことになります。
 
バーベルカールは肘関節の曲げ伸ばしです。肘は蝶番関節になっています。
 
そこには、テコの原理が働き、支点は肘、作用点はバーベル、力点は上腕二頭筋の付着部となります。
 
支点から作用点までの距離を1とした場合、支点から1/5のところに力点、さらに力点から4/5のところに作用点があります。
 
これらの構造から、肘を曲げる力の変化は関節角度が100~110度が最も強くなるそうです。それ以上角度が小さくなっても、大きくなっても、力は弱くなっていきます。
 
バーベルの負荷は肘関節が90度になったところで一番大きくなりますから、ギリギリの負荷を持ち上げる時は90度のところで止まってしまいます。
 
そこで反動を使って行い、上半身を後ろへ傾けることで反動がつくだけでなく、肘の関節角度も少し開き、100度ぐらいになります。
 
それでまた力が強くなり、重りが上がり始めるということが起こります。
 
そうすることで、バランス良く、関節角度が100~110度の最も強く力を発揮できるポイントを上に移動することができます。
 
その結果、重いものを上げることができますし、筋肉の特性に対して、正直に負荷がかかることになります。
 
「肘を脇に固定するというのは、実は不自然なカールであると言えるのです。
肘をやや動かしながら行ったほうがトレーニングの質も高くなり、
長期的にみると筋力アップにつながると考えられます」
 
と東京大学の石井教授は言われています。
 
カールをする時に、脇を締め付けるようにして固定している人を見かけますが、
肘が蝶番関節であることから、
締め付けず、開き過ぎずに行うことが大切になります。
 
いかがでしたか?
 
このような中にも、おもしろくて、興味深いことがあるように思います。
<参考文献>
『トレーニング・メソッド』(ベースボール・マガジン社)東京大学教授 石井直方著
『トレーニングのホントをしりたい!』(ベースボール・マガジン社) 谷本道哉著
『筋力トレーニング・メソッド』(高橋書店) 石井直方・岡田隆著
『筋肉のしくみ・はたらき事典』(西東社)左明・山口典孝共書  監修 石井直方
 
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マルヤジム 会長
ストレングス・トレーニング・マスター
TAKANISHI FUMITOSHI
髙西 文利
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