NOTE

カールにおける肘の使い方

145.高西筋肉の研究者である東京大学の石井直方教授の研究したデータによると、
肘を曲げる力の変化は関節角度が100~110度が最も強くなるそうです。
 
それ以上角度が小さくなっても、大きくなっても、力は弱くなっていきます。
 
バーベルやダンベルの負荷は肘関節が90度になったところで一番大きくなりますから、
ギリギリの負荷を持ち上げる時は90度のところで止まってしまいます。
 
そこで反動を使って行い、上半身を後ろへ傾けることで反動がつくだけでなく、肘の関節角度も少し開き、100度ぐらいになります。
 
それでまた力が強くなり、重りが上がり始めるということが起こります。
 
カールを行う際に、「肘を脇に付けて動かさないように」と教えられる場合がありますが、
 
以上のことが理解できれば、負荷を上げるにしたがって肘を少し前に出したほうが良いということになります。
 
そうすることで、バランス良く、関節角度が100~110度の最も強く力を発揮できるポイントを上に移動することができます。
 
その結果、重いものを上げることができますし、筋肉の特性に対して、正直に負荷がかかることになります。
 
「肘を脇に固定するというのは、実は不自然なカールであると言えるのです。
 
肘をやや動かしながら行ったほうがトレーニングの質も高くなり、
 
長期的にみると筋力アップにつながると考えられます」
 
と石井教授は言われています。
 
肘の動く幅は、高重量になればなるほど、どうしても感覚の世界に入っていきます。
 
「力発揮が最大になっているか?」
「本当に効いているか?」
 
これらを自分自身に問いかけることになります。
 
「心と体の対話」をオールアウトするまで繰り返し、
『技』を手に入れることができるように思います。
 
そのようにして、石井教授(写真中央)は、50cmを超える巨大な腕を手に入れられたように思います。
 
巨大な腕を手に入れる肘を使う高度な技は、高重量を使うという、努力の中にあると思われます。
 
<参考文献>
『トレーニング・メソッド』(ベースボール・マガジン社) 石井直方著
『トレーニングのホントをしりたい!』(ベースボール・マガジン社) 谷本道哉著
『筋力トレーニング・メソッド』(高橋書店) 石井直方・岡田隆著
『筋肉のしくみ・はたらき事典』(西東社)左明・山口典孝共書  監修 石井直方
 
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マルヤジム 会長
ストレングス・トレーニング・マスター
TAKANISHI FUMITOSHI
髙西 文利
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