インクラインダンベルフライ⑭
25/03/2017 | CATEGORY:実践, 思考, 理論
Ⅰ、大胸筋とその周辺の筋肉群のトレーニング
5、インクラインダンベルフライ
「かまえ」での注意点
☆肩が上がらないようにする
前鋸筋の運動として、
ダンベルを両手に持って、腕を伸ばして、
「かまえ」の状態から、
リハビリでよく行う肩を上げるというトレーニングがあります。
この時、肩甲骨も外側へ動いて、開いた状態(外転)になります。
この状態からダンベルフライの「うごき」に入ると、
大胸筋に力を入れることが大変難しくなります。
その分、肩と腕に負担がかかってきますので、
ケガや故障の心配が高まります。
それをできる限り予防するためにも、
「かまえ」でのポイントを、
「肩甲骨を寄せて(内転して)、胸を張る」
ということになりました。
効果を上げる意識が強過ぎて、
安全が疎かにならないように、くれぐれも注意して行う必要があります。
「うごき」でのポイント
☆胸の張りを保ちながら肘を曲げ、肘頭を真下へ向けるようにする
動きのスタート(かまえ)では、肘は伸びています。
その肘を少しずつ曲げていきながら、
ダンベルをしっかりと握り、円弧を描くようにして開いて、下げていきます。
この時に、肩甲骨を寄せたままで体幹のアーチを作り、
常に胸の上部を張った状態で行うことで、
大胸筋を大きく引き伸ばすことができます。
上げる時には、下げた軌道を戻るようにして、
円弧を描きながら閉じていきます。
この時にも、胸の上部を張って引き伸ばされた状態で行います。
動作中、肘頭を真下に向けていることで、
肘の蝶番関節の仕組みを上手く利用して、
更に大胸筋を引き延ばすことができ、効果的です。
また、そのことが肘関節を守ることにもなります。
くれぐれも傷害にならないよう、
安全を最優先して取り組むことが重要に思います。
「安全第一・効果第二」
というのは、私が考えたことですが、
インクラインダンベルフライの効果を上げるポイントは、
安全に支えられたものです。
<参考文献>
『レジスタンス・トレーニング』
(ブックハウスHD:1999年11月30日発行)
東京大学大学院教授 石井直方著
今日も一日を大切に、元気に過ごしましょう。
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マルヤジム 会長
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ストレングス・トレーニング・マスター
TAKANISHI FUMITOSHI
髙西 文利
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